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人間も、動物も......その三

シロコが一昨日退院しました。

家に着いて、食事をしている画像です。

手術は成功………というより、空振り。
お腹を開けてみたところ、異物は何も入って無くて、たぶん全部吐ききったか、便で出たか……
というところらしく………
デジカメで撮った胃や腸の画像を見せて、説明してくれました。

結果的には、シロコの体に負担をかけさせるだけの手術となってしまいました。

いろいろ悔やんでみたり………
自分を責めてみたり……
やり切れない思いでいっぱいな自分がいます。

なぜあの時、お刺身を買ってしまったのだろうとか………

なぜトレーをすぐにキチンと捨てなかったのだろうとか………

そして、「うちのレントゲンでは残念ながら写らないので」と言われたときに、
もっとしっかりした飼い主さんなら、もっと良い機械のある病院に移したかもしれない…………とか。

………………………
でも。
よくよく考えてみる。

先生は、シロコを良く知っている。
おとなしいけど、気まぐれで神経質なシロコ。
慢性腎不全でどれだけ弱った状態で来院し、今に至ったのか。
病院を変えていたら、もっと悪い結果が
出ていたかもしれない……と。

引っ越しのストレスで、また具合が悪くならなければと、とても心配してくれたし。
引っ越しして、幸いにもかえって元気になって、とてもそれを喜んでくれた先生。

お金儲けで手術がしたかったはずはない。
本当に、シロコが苦しんでいるのを助けたかったのだと思う。

「かわいそうなことしちゃったな…」
先生は何度もそう言っていました。

シロコは、今はとにかく食事をいっぱい取って、体力をつけなければいけないのですが。

入院中、シロコが食事をしている画像も、見せてくれました。

ずっと、温かく、手厚く、見守っていただいたようです。

空振りに終わったことに責任を感じているのは、他ならぬ先生なのではないか……

シロコの今回の入院を通して、思うこと、考えることがたくさんありました。

後悔が無いと言えば、嘘になります。
でも、起きてしまった現実を嘆いてみても、何も始まらないのです。

人間も、動物も、生きている限り、前にしか進めないから……

おかげ様でシロコは順調に回復し、火曜日には抜糸です。

この子達の“親”となったときから、全責任はこの私にあるので、
最後を迎えるときに、できる限り後悔の無いように、
共に生きていこうと思います。

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