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野生を忘れた猫

我が家のミリオン太ちゃん(アメリカンショートヘアー・雄・12歳)は、猫なのに高い所に行けません。

夕べ植村が来たときに、「お前、少しは猫らしく高い所行けよ」と、
いつもシロコがいるメタルラックの上に、乗せられてしまいました。

久しぶりの高い所に、ちょっと尻込みしながらも、
しばしその場で丸まって、眠ってしまったミリオン太ちゃん。

私は娘とさっさと寝てしまい、
深夜、壁をカリカリと爪を立てる音とともに、
「みゃぉ~ん」と悲しげに鳴く、ミリオン太ちゃんの声。

眠い目をこすりながらリビングに起きていくと、
メタルラック脇のキャットタワーの最上段で、
降りられなくてウロウロしているミリオン太ちゃんの姿。

………情けない……………!(∋_∈)

降ろしてあげたらゴロゴロ喉を鳴らし、
ベッドにやってきたミリオン太ちゃん。

あなたは本当に猫ですか?

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