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七七日(しちしちにち)

本日母の四十九日で、無事納骨を済ませてまいりました。

四十九日のことを『しちしちにち』

“しちしちしじゅうく”で、『四十九日』イコール『しちしちにち』だそうです。

気温は低いものの、穏やかで日差しがさんさんと降り注ぐ中の納骨式。母に感謝です。

お通夜の晩も、告別式の時も、暖かな過ごしやすい日で、
私達の移動が楽なように、母がしてくれたのだと思ってます。

通夜・告別式の斎壇は“花斎壇”という、お花でいっぱいのものを選びました。

母は芍薬の花が一番好きなのですが、初夏の花でこの時期は入荷しないとのこと。
それで芍薬の代わりに、芍薬に似たダリアを中心にとお願いしていたのですが、
葬儀屋さんが親切に茫々探し回って、輸入で2~30倫、芍薬を入れて下さいました。

「お顔の周りにお好きだった芍薬の花を手向けてあげて下さい」

出棺前、母の棺に花を手向けていたとき一瞬…
母の口元が笑ったんです!

『お母さん!笑った!』
心の中で、そう叫びました。目の錯覚か、私の勝手な思い込みかもしれませんが……

その“最後の顔”は、本当に眠っているような、今にも起き出してくるような、
そんな安らかな顔でした。

人は魂になると、7週間の間、1週間ごとに一人ずつ、
7人の神様に導かれて、極楽浄土を目指すのだそうです。
それが“七七日”

四十九日を経て、母は極楽浄土へと、旅立っていきました。

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