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忘れられない「泣き声」


10月2日 深夜………黙々と断捨離してます。

物が沢山あると散らかるし効率が悪い!
しばらく使っていないものは、思い切って処分処分!

そこで、娘の夏休みの工作やらをどこまで取っておくか。
本日決行しようと決めておりましたので
事前に娘に確認を取っておきました。

「区とか都とかに出品されたやつ以外は捨てていいよ」
と、あっさりしたもの。
おかげで処分しやすいというものです。

さあ、では遠慮なく捨てますか!

……………と、思いきや。


手伝ってあげたり、一緒に作ったりした、思い出がそこにあって
やはりおいそれと捨てられない………
娘本人より、親の方が思い入れがあるのかもしれません。

中でも思い出すのは4年生の時の
「猫の研究」
猫の習性や歴史を調べてまとめ、紙粘土で標本(?)を作ったものです。






娘はその頃既に学習塾に通っていて、夏期講習の宿題と学校の夏休みの宿題とでいっぱいいっぱい。

私は勉強は見てあげられないので、植村がスケジュールを管理してました。

「今日中に猫の標本、作っておけ」

そう言い渡されていても、まだ10歳。
家に誰も見てくれる人がいなければ遊んでしまうし、どう標本に取り掛かっていいのかわかりません。

22時くらいに帰宅すると、一切手付かずのまま…………

植村にそれはそれはこっ酷く叱られ、そこから紙粘土をこね出す。

臓器の名称を小さなラベルに書いて、ピックに貼り付ける。

時間も無いし、さすがに可哀想で、ラベル貼りだけ手伝ったと記憶してます。

翌日は夏期講習で遅くとも8時には起きなくてはいけないのに、深夜1時を回り、
眠い目を擦りながら最後に尻尾のピックを挿した瞬間………

パキッと、
尻尾が折れてしまいました。

「うわぁぁぁ!折れちゃった!折れちゃったぁ!もうできない!失敗しちゃった!うわぁぁぁん!」

泣きじゃくる娘に追い討ちをかけるように
「ちゃんと昼間にやらないのが悪いんだろう!」と植村が怒鳴る………

見かねて
「お母さん、手伝うから……ね?……」

折れた尻尾を繋ぐため、支えになるものを敷き、
もう一度湿らせて紙粘土を足しつつ、なんとか繋ぎました。

そんなことを思い出しながら
やっぱりこの標本、捨てられないなぁ……と。

娘がなりふり構わず「うわぁぁぁん!」と“子供の泣き方”をしたのは
これが最後だと思います。

子供は
ひとつ、ふたつ、みっつ………とお。
と、数えられる歳までは目いっぱい手をかけてあげて、そこから段々親離れすると聞いたことがあります。

まさにこの時が「とお」

私が娘の泣き声で一番忘れられないのはなぜかこの時。
産声は、忘れてしまったんですけどね。








 

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