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ブログ 2012年10月

人間も、動物も......その三

シロコが一昨日退院しました。

家に着いて、食事をしている画像です。

手術は成功………というより、空振り。
お腹を開けてみたところ、異物は何も入って無くて、たぶん全部吐ききったか、便で出たか……
というところらしく………
デジカメで撮った胃や腸の画像を見せて、説明してくれました。

結果的には、シロコの体に負担をかけさせるだけの手術となってしまいました。

いろいろ悔やんでみたり………
自分を責めてみたり……
やり切れない思いでいっぱいな自分がいます。

なぜあの時、お刺身を買ってしまったのだろうとか………

なぜトレーをすぐにキチンと捨てなかったのだろうとか………

そして、「うちのレントゲンでは残念ながら写らないので」と言われたときに、
もっとしっかりした飼い主さんなら、もっと良い機械のある病院に移したかもしれない…………とか。

………………………
でも。
よくよく考えてみる。

先生は、シロコを良く知っている。
おとなしいけど、気まぐれで神経質なシロコ。
慢性腎不全でどれだけ弱った状態で来院し、今に至ったのか。
病院を変えていたら、もっと悪い結果が
出ていたかもしれない……と。

引っ越しのストレスで、また具合が悪くならなければと、とても心配してくれたし。
引っ越しして、幸いにもかえって元気になって、とてもそれを喜んでくれた先生。

お金儲けで手術がしたかったはずはない。
本当に、シロコが苦しんでいるのを助けたかったのだと思う。

「かわいそうなことしちゃったな…」
先生は何度もそう言っていました。

シロコは、今はとにかく食事をいっぱい取って、体力をつけなければいけないのですが。

入院中、シロコが食事をしている画像も、見せてくれました。

ずっと、温かく、手厚く、見守っていただいたようです。

空振りに終わったことに責任を感じているのは、他ならぬ先生なのではないか……

シロコの今回の入院を通して、思うこと、考えることがたくさんありました。

後悔が無いと言えば、嘘になります。
でも、起きてしまった現実を嘆いてみても、何も始まらないのです。

人間も、動物も、生きている限り、前にしか進めないから……

おかげ様でシロコは順調に回復し、火曜日には抜糸です。

この子達の“親”となったときから、全責任はこの私にあるので、
最後を迎えるときに、できる限り後悔の無いように、
共に生きていこうと思います。

人間も、動物も......その二

月曜日、朝一番で動物病院を受診しました。

もしかしたら………もう駄目なのかもしれない。3日間、水も飲まないシロコ……

娘も保育園を休ませて、一緒に病院に連れて行きました。

再度レントゲンを撮る。
何も写らないが、胃にガスが溜まって、腫れているのがわかる。

「異物があるかどうかはわかりませんが、あるとしたら早く開けて取らないと……
ただ腎臓の弱い子なので、麻酔に耐えられない可能性もあります。
手術自体がうまくいっても、術後容態が急変する場合もありますので」

私は考える。
本当に異物があるかどうかわからないのに、リスクが大きい手術をさせるのか……

でもこのまま放っておいたら、苦しんで死んでしまうかもしれない………

『先生の思う、最善策は、どれですか?』

「リスクは大きいですが、開けてみないことにはわからないので…
もし異物が残っているなら、一刻も早く取ってあげないと。
ただ、慢性腎不全で体力がないので、今日は点滴で体力をつけてあげて、明日手術する………ですね」

手術をした場合の生存率は五分五分。これはもう、“掛け”だ。

でも、飼い主として、何もしないで死なせるわけにはいかなかった。

『先生におまかせします』

手術をお願いして、シロコを置いてきた。

帰り道、自然に涙が流れてきた。すると、私を見て娘が言う。

『ママ!まおがシロちゃんのかわりになるよ!ミャオ~ン、ゴロゴロ……』

そして、私の体に娘は頭をなすりつけて、猫が甘える動作をする。
娘はシロコのことで落ち込む私に、気を使っているのだ………

「ごめんね。真緒にまで心配させて…」

全く、情けない親である。

火曜日。
手術の前にもう一度面会と、手術の手続きに動物病院を訪れる。

「バリウムを飲ませてレントゲン撮影できればと試みましたが、
どうしてもバリウムを拒否するので、やはり開けますね」

何事も異議申し立てが無いよう、署名する。

点滴で、足が腫れ上がったシロコを見るのは痛々しくて、胸が締め付けられる。

『シロちゃん、ママ待ってるから、元気になって帰ってきてね』

頭をなでると「ぴゃぁ~」と鳴いて、私と娘の手に頭をすりよせてきた。

シロコの鳴き声は「ニャー」とか「ミャ~」ではなく、『ぴゃぁ~』と鳴く。
そしてその時の『ぴゃぁ~』は、私に何を訴えていたのだろうか。

「今日は雨で患者さんも少ないから、早く閉めて手術しようと思います。お預かりします!」

先生に全てを託して、病院を後にした。

人間も、動物も......その一

我が家の飼い猫シロコが、月曜日から入院しています。

以前から患っていた慢性腎不全ではなく、異物を飲み込んでしまったためです。

転居以来、この家が気に入ったようで、前の家にいたときより元気になり、
ストレスで異常に舐め壊していた皮膚も、だいぶ舐める行為をしなくなり、
順調に毛が元通りに戻りつつありました。

新居でのお気に入りの場所も決まり、シロコの為にも、引っ越しして良かったと思っていました。

ところが先週金曜日の晩、帰宅すると、シロコが娘の部屋で大量に嘔吐した後が............

嘔吐物を見ると、3センチ四方くらいの大きさの布片のようなものが、丸まって入ってました。

広げるとその布片は、ちょっと、伸縮します。

「そういえば、昨日の夜も少し吐いた時に、同じ物が混ざってたかも............」

よくよく思い出してみると、前日の夕飯にお刺身を調理した祭に、凄く欲しがっていたのです。

たぶんトレーとお刺身の間に敷いてある、抗菌シートを食べてしまったようです。

その晩シロコはお気に入りの場所から一歩も動かず、水すら飲まなくなってしまいました。

明けて土曜日は娘の運動会。
朝から動物病院に連れては行けず、夕方早めに店を上がらせてもらい、
いつも通っている草加の動物病院に向かいました。

駅の改札を抜けると、駅前広場で動物愛護団体が、子猫の里親募集をやっていました。

「シロちゃん、あなた11年前、ここにいたのよ」

シロコに話しかけながらちょっと覗くと、可愛い子猫が7~8匹はいたであろうか。
ここでシロコを譲ってもらった時は、慢性腎不全になって5日置きに病院通いすることも、
異物を飲み込んで、動かなくなることも、何も想像できなかったっけ.........

病院の診療時間ギリギリだったので、その場を足早に立ち去りました。

病院に着き事情を話すと、まずは触診とレントゲンです。

「異物があれば触診で痛がるはずだけど.........」と先生。とりあえず、痛がりはしなく.........

レントゲンの結果は何も写らない。
但し、「もっと高性能なレントゲンなら、ああいった薄い物でも写ると思うけど、
残念ながらうちにはその機械が無いので...。写ってなくても異物が残っている可能性は十分あります


そして、「もともと腎臓が悪いので、大量に吐いて体力が落ちて、食べたり飲んだりできなくなってますね。
点滴で元気になって、少し食事して、残った異物を吐き出してくれたら、一番理想的ですが...」

その日は点滴をして、月曜日まで様子を見ることになりました。

帰りの駅前広場では、もう、里親募集は終わっていて。
「みんな、飼い主さん見つかったかな。見つかるといいね。
でもシロちゃんはママの子になって、幸せかな?あんまり幸せじゃないかな?
ママはあんまりいい飼い主じゃなかったね、きっと.........」

キャリーケースの中のシロコに話し掛ける.........

シロコはただ私の顔を見つめている............

そして日曜日を挟み、月曜日になっても、シロコは水も飲まず、じっとお気に入りの場所から動きませんでした。

"ゆめみっち"のキャラ弁☆

娘ネタ連発で恐縮ですがm(_ _)m

本日、保育園の年長組さんと年中組さん合同で、
芋掘り遠足に出掛けました♪

遠足といえば、お弁当!

今回は娘のリクエストで、アニメ『たまごっち』の新キャラ“ゆめみっち”のお弁当になりました (*^o^*)

本当はこの“ゆめみっち”、薄~いピンク色をしているのですが、
娘が『白だよ、白!お塩の味がいい!』と、譲らないので白いご飯のまま。

画像にすると、やっぱりちょっとピンクがかってるほうが、可愛かったナ。
と、悔やまれますが(;_;)

“ゆめみっち・キャラ弁”で検索すると、参考になる画像がいっぱい!

中でもリボンをハムでなく、蒲鉾のピンクのほうが「それっぽい」という作者さんのがあったので、
今回は私も、リボンに蒲鉾を採用いたしました。

鮮やかなピンクのリボンになったと思います(^_^)v

今日は運動会♪

本日、娘の通う南千住さくら保育園の運動会でした。

絶好の運動会日和です(^_^)v

早いもので、保育園生活で最後の運動会となりました。

“日本一の泣き虫かあさん”ホシノは、我が子であろうがよその子であろうが、
子供達の一生懸命頑張る姿に泣きっぱなし!

娘達年長組の組み体操を始め、本当に素晴らしい演技やかけっこ。

よそのお子さんを画像で載せるわけにいかないので、
お見せできないのが残念ですが、本当にみんなみんな、頑張りました(*^o^*)

年長組では記念に“ゆり組応援Tシャツ”を作成。

背中には、クラスのお友達の名前と、担任の先生の名前が。

とても良い思い出になる運動会でした。









足立の花火大会♪

昨日は足立の花火大会でした。
念願かなって、部屋から見えます!V(^-^)V
向かって右に見える花火が、少しビルに 隠れてしまいますが、
十分に満喫できるロケーション!♪

兄も大喜びしてました(^_^)









『夢売るふたり』を見てきました

入院騒動ですっかり観覧が遅くなりましたが、
昨日『夢売るふたり』を見て参りました。

ここ数年、映画といえば“プリキュアシリーズ”ばかりでしたが、
久しぶりに『見た!』という手応えのある作品でした。

この映画、多方面から評価がバラバラで、『さすが西川作品!』と絶賛する人と
『よくわかんない~。何が言いたいのかわかんない~』とおっしゃる人と真っ二つです。

私は、当店が絡んでいることは抜きにして、『また見たい』映画の一つです。

男と女の、深い深いお話………
いろんな人生の、深い深いお話です。

たぶん、こう言うと“何を上から”とか、“何悟っちゃってるの!”とか、私が評価されてしまうと思いますが………

“自分は幸せな人間”であることを感じ取れない人や、“どん底”を味わったことがない人には、
わからない映画だと思います。

“西川監督が何を言いたいのかわからない”と評される『夢売るふたり』ですが、
“何を言いたい”とか“何かを訴えたい”とか、そんなもんではないのではないかと。

私が“どん底”を味わったことがある人間かどうかは、皆様のご想像にお任せいたしますとして………

何はともあれ、この作品に私達がほんの少しお手伝いできたことを、誇りに思いますし、
私の一生の思い出となりました。

うちのような、吹けば飛ぶようなちっちゃな美容室から、
縁あってプロデューサーのK氏がお客様であったこと。
そして原案になったYちゃんがお客様であったこと。
私がパイプとなれて、西川監督のお手伝いをできたこと………

それは、皆様がTRUNKを支えて下さったからこそできたこと。

一、美容師とお客様との繋がりで、素晴らしい映画が出来上がりました。

ほら、人生は映画よりドラマチック☆

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